【司法書士が解説!】数次相続と国際相続が同時に発生した場合の相続手続きを解説|解決事例

本記事では、相続人が海外にいた場合の相続手続き方法を、当事務所の解決事例を踏まえて解説いたします。

ご相談者様の状況

父が亡くなったので、父が所有していた土地を売却したいが、相続人である相談者様は韓国にお住いのため、手続きを自分で行うことができない、とメールでご相談をいただきました。

今回は相談者様が海外にご在住の為、zoomにて面談を実施しました。

お話を伺っていくと、過去に発生した祖母の相続手続きもまだ行っておらず、数次相続が発生していることが判明しました。

祖母の相続については、相続人や相続財産が良く分からず、その分も含めて弊所で相続手続きを代行させていただくことになりました。

当事務所のサポート

まず相続人の調査を行いました。 相続人を特定するためには、被相続人(亡くなった方)の戸籍謄本を市役所で取得する必要があります。

今回も市役所で戸籍謄本等の必要書類を取得し、記載されている情報をもとに相続人を特定し、相続関係説明図を作成しました。

次に相続財産の調査を行いました。

祖母の財産は不動産と預貯金に加えて、貸金庫や株もあることが分かり、当所想定していた相続財産よりもかなり高額になりました。

そのため、相続税がかからないと思っていたのにも関わらず、相続財産が9,000万円ほどに上り相続税が発生することが分かりました。

相続税の申告手続きが遅れてしまったため、結果として延滞税などがかかることになりました。

結果

今回のご相談では、2つの相続手続き(父・祖母)を弊所で任せていただき、無事全ての手続きを終えることができました。

相続人調査・相続財産調査から最終的な相続財産の分配のみならず、貸金庫や株式の売却まで当事務所でサポートさせていただきました。

相続税のかかる相続でしたので、相続に強い提携の税理士をご紹介し、当事務所が窓口となり、併せてサポートさせていただきました。

相続手続きを放置してしまう原因のひとつが「どの事務所に相談していいか分からない」という理由です。

相続に強い事務所に手続きを依頼することで、不動産の名義変更だけなく、預貯金の解約や株式の売却・名義変更なども一括して済ませることができます。

更には相続に強い税理士を紹介することも可能です。

自分で手続きを行う時間がない、相続財産や相続人が分からない、などという場合は専門家に依頼することをお勧めします。

ポイント

相続手続きの最大のポイントは「放置しない」ことです。

2024年4月には相続登記の申請が義務化されますし、相続税が発生する相続では期限を過ぎると延滞税もかかってしまいます。

また手続きを放置し、数次相続が発生すると相続人の数が増えていき、手続きに時間も手間も費用も余計にかかることになります。

そのため、相続が発生したら速やかに手続きを行うことをお勧めします。

当事務所ではZoomでの面談も承っておりますので、実家は群馬県にあるが今は遠方にお住まいの方や、来所する時間がない方もお気軽にご相談ください。

相続に関する無料相談実施中!

相続手続きや遺言書作成、成年後見など相続に関わるご相談は当事務所にお任せください。

当事務所の司法書士が親切丁寧にご相談に対応させていただきますので、まずは無料相談をご利用ください。

予約受付専用ダイヤルは(0120-096-774
になります。お気軽にご相談ください 。

この記事を担当した司法書士

司法書士法人リーガル・パートナー

代表司法書士

小和田 大輔

保有資格

司法書士、行政書士、宅地建物取引主任者
群馬司法書士会 第475号
簡裁訴訟代理認定番号 第307038号

専門分野

不動産登記全般、相続全般

経歴

群馬司法書士会所属。平成10年に横浜国立大学卒業後、大手ハウスメーカーに入社。同年に宅地建物取引主任者試験に合格。平成13年に退社後、平成15年に司法書士試験と行政書士試験に合格。平成16年に合同司法書士リーガル・パートナーを開業。同年に簡易訴訟代理認定を取得。平成17年に群馬県初の司法書士法人である、司法書士法人リーガル・パートナー開業。現在は、群馬県の太田市を中心に、桐生市、高崎市に事務所がある。群馬県の相続の専門家として、群馬県内の相続の相談に対応している。


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