未確認|【司法書士が解説】遺言書のある貸金庫を開けるために相続人全員の同意が必要だったケース|解決事例
本記事では、遺言書が貸金庫に保管されていたため、相続手続きが複雑化したケースについて、その手続きのポイントを解説いたします。 ご相談者さまのご状況 被相続人のAさんは、奥様であるBさんにすべての財産を相続させるという遺言書を作っていました。ただし、遺言書は貸金庫に保管されていたため、相続手続きを進めるには、その貸金庫を開ける必要がありました。貸金庫を開けるには、相続人全員の同意が必要です。 初回の面談時点で判明していた相続人は、奥様のBさん、甥のDさん、前妻とのお子様二人でした。当事務所で他に相続人がいないか調査した結果、新たな相続人は確認されず、相続権を持つのはBさん、Dさん、前妻との…